プロのマインド、参考にしていますか?
未来のサッカー選手の方、そのご家族の方、
こんにちは。モアフトの人です。
早速ですが、選手の皆さんはサッカー本を読んでいますか?
サッカーに関する本を読むだけで自分のプレーレベルが向上する可能性が大いにあるんです。
本には成功するためのヒントがかなり隠れています。
特にプロサッカー選手の自己啓発本などはプロのマインドを知ることができるかなりオススメの本です。
しかしながら、現在では本当にたくさんのサッカーに関する書籍が出版されています。
さすがに全部は読めないですよね。
中にはこんな悩みを持っている選手もいるかも。

サッカー本を読みたいけどどれが良いのかわからない。

参考にならない本を選んでしまったらどうしよう。
実は今回の記事を読むことで、どのサッカー本がプロになるためのヒントが書かれているかがわかります。
何故なら、サッカー本を30冊以上読んでいる私が本当にサッカーをするうえでためになった本だけを紹介するからです。
私も自慢ではありませんがプロサッカー選手の自己啓発本を中心にたくさん読み漁ってきました。
サッカーはただ身体を鍛えればいいのではありません。頭を使い、メンタルの強さも大事な要素です。
サッカー本を読んで、頭を整理し、またメンタル面を強化をしましょう。
今回は特にメンタルが弱い、自信がないといった選手にはかなりオススメの本です。
リセットする力 「自然と心が強くなる」考え方46/酒井宏樹
今回この記事で紹介したい本が
【リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46/酒井宏樹】です。
2018年5月25日に初版発行された現日本代表の酒井宏樹選手の自己啓発本です。
私はもともと酒井宏樹選手のプレースタイルが好きだったのですぐに購入しましたが、かなりオススメの本です。
本田圭佑選手や長友佑都選手のようにメディアへの発言があまりなく当時はメディアへの露出度もあまり多くなかったのでどんなマインドの持ち主なのか気になっていました。
この本を読めば、そんな酒井宏樹選手がどういう人物なのか丸わかりです。
他の方のこの本についての反応です。かなり評価は高いですね。
酒井宏樹選手の本がスポーツコーナーじゃなくて軒並み学問書(自己啓発だったり、心理学書のコーナー)に配置されている所がもう既に只のスポーツ選手の本としての認識じゃ無くなってるんだよね。#リセットする力#酒井宏樹#やってやれ
— フィーゴとカタラン(`・ω・´) (@FIGObarcelona) June 8, 2018
サッカー日本代表の酒井宏樹著「リセットする力」が、凄く良かった。
「失敗とは転ぶことではなく、そのまま起きがらないこと。立ち上がった瞬間に、失敗は成長の糧となる。」
サッカー選手としてではなく、人として好きになりました。アジアカップ決勝前にどうぞ。https://t.co/FQcYpBtj4f
— エルモ(elmo_marketing) (@elmo_marketing) January 31, 2019
プロサッカー選手、酒井宏樹選手の『リセットする力』を読んでます。
第一線で活躍する酒井選手も実はメンタル面が課題だったことには驚きました。
僕もメンタルが強くないので、プレッシャーをどう乗り越えるかなど大変参考になりました。分野は違えどプロとして戦う上で考え方は同じですね☺️
— 徳安裕太郎@CYDAS Inc. (@cydas_yutaro) January 4, 2021
酒井宏樹選手のプロフィール
ここでは、酒井宏樹選手についてあまり知らない人に彼がどのような経歴の持ち主なのか簡単に補足します。
酒井宏樹選手のプレー映像はYoutubetouで検索してもらえれば、たくさんヒットしますので、是非見てみてください。かなり熱いプレーも見れます。
本の概要
ここでは、私自身が読んで印象に残った部分を抜粋します。若干ネタバレするかもです。ネタバレは嫌という人は下から購入して読んでみたください。全221ページなので結構すぐに読み終わりますよ。
特に印象に残った部分として、
・嫌われない勇気もあっていい。
・無理に自分を変えない。
・ポジティブではなくネガティブ思考のススメ。
が挙げられます。
この本を読んだ最初の印象は、酒井宏樹選手って今までのプロのイメージとちょっと違うなといった感じでした。
彼自身が気づいている弱点
酒井宏樹選手は本書の初めの部分で、こう述べています。
でも僕には致命的な弱点があったのです。
それは「自信のなさ」と「メンタルの弱さ」です。
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P1.2から引用
私は初めの1ページを読んだだけで驚きました。酒井宏樹選手は世間一般のアスリート像とは大きくかけ離れていたからです。
世界で活躍しているアスリートのイメージはいつも自信を持っていてメンタルがかなり強いというイメージがあります。
サッカーでいえば本田圭佑選手や長友佑都選手はいつも自信ありげで堂々としていますよね。
世界に目を向けてみるととクリスティアーノ・ロナウド選手やネイマール選手はいつも勝気で目立ちたがりなイメージです。
そんないつも勝気な選手がそろうサッカー最高峰のリーグの一つであるリーグアンで活躍する酒井宏樹選手が自信がなくて、メンタルが弱い選手だと!
続きが気になって一気に読んでしまいました。
私もいつも自分に自信が持てず、メンタルもあまり強いわけではないので酒井宏樹選手が実際にそんな性格とどのようにして付き合って成功してきたのかを知ることができかなりためになる本でした。
私のように自分の行動や能力に自信が持てない人やメンタルが弱い人はこの本を読めばどうすれば改善できるのか、どのようにして付き合っていけばよいのかがたくさん書かれています。
ですのでサッカーをしている人だけでなく、一般社会でも常に不安がある人や自信を持てない人にも是非読んでいただきたいと思います。
嫌われない勇気の必要性

Photo by Francisco Moreno on Unsplash
本を読み進めていると、とても印象に残ったのがこの言葉です。
はっきり言ってしまえば、僕には「嫌われる勇気」はありません。
僕は自分の周りの選手や仲間を本当に大切にしたい。
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P32より引用
嫌われる勇気という本が話題になった時期がありましたね。
他人の顔色をいつも気にして、嫌われないようにふるまうことにストレスを感じるならば、いっそのこと嫌われても気にしないといった強い心を持てば自分らしく生活できるといった内容だったと思います。書かれた内容を実践すれば、人間関係が良くなるといわれています。
気になった方はこちらから購入できます。
スポーツに置き換えれば、嫌われ役がいたほうがチームとしてまとまりが出るといったこともよく聞かれます。
しかし、酒井宏樹選手は、この「嫌われる勇気」に関して特に意味はないという考えを持っています。
私も「嫌われる勇気」を読みましたが、確かになるほどと考えさせられる点は多々ありました。しかしながら私の性格上、やっぱり嫌われたくないなとも思ってしまいました。
そんな中、この本を読んで目から鱗の文章がありました。
「嫌われる、嫌われない」という観点に意味はない
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P34より引用
私は心に刺さる物がありましたね。
嫌われたらどーだ、嫌われなかったらどうとかいうことを考えることに意味ってないですよね。
そんなことよりサッカーでいえば自分がどうしたらチームに貢献できるかといったことを考えたほうがよっぽどチームとしても個人としても強くなると思います。
私も中学時代や高校時代はキャプテンをしていたこともありチームをまとめるためにもっと指摘したほうが良いのかめちゃめちゃ迷った時がありました。
その時代にこの本が出版されていればかなり当時の悩みが軽くなっただろうなと読んでいて思いましたね。
ですから小学生や中学生、高校生にも是非読んでいただきたい1冊です。
無理に自分を変えたところで苦しいだけ。
自信がない選手はどうにかして変わろうと試行錯誤している選手も多いのではないでしょうか。
メンタルが強くなるといったテーマの本を読んだりした選手やメンタルを鍛えることができるとうたった動画を見た選手もいるかと思います。
しかしながら、ここで一度考えてみてください。そもそも自分自身を変えるだけで成功するのでしょうか。
それよりも今の自分に合った方法を見つけることのほうが簡単だとは思いませんか?
酒井宏樹選手も本書の中で、このように述べてます。
「強い人間に生まれ変わるために、多少強引にでも自分の要求をガンガン押し通せるようになろう」という話も聞きますが、気弱に見られる僕は、自分を押さえて相手の要求を聞いたうえで自分の要求をする方法で、ドイツとフランスでは自分の意思を伝えて上手くいっています。無理に自分を変える必要はないのです。気持ちが弱いのなら、それなりの方法はいくらでもあります。
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P81より引用
数々の成功を収めている選手だけに説得力がありますね。自分を変えるのではなく、方法を考えてみる。
そうすることで、自分に自信がない人や発言が嫌いな人でも、伝え方次第で自分の考え、意思を伝えることができるようになるのです。
さらに酒井宏樹選手は意思や考えを伝える際に2つのことを意識しているそうです。
「自分が言われる立場だったらどういわれたいか」
「できるだけポジティブに受け止められるように伝える」
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P82より引用
いつも自分の意思を伝えるときに不安がある人なんかはこの2点を意識して伝えるようにしてみましょう。思いのほか、上手く伝えることができるでしょう。
ネガティブ思考だって成功できる
この部分は個人的にお気に入りの部分です。
世間ではポジティブ思考が良いとされている傾向がありますが、酒井宏樹選手は一つのテーマとして
「ネガティブ思考の成功法則」を挙げています。
試合前、お互いに「こうしよう」という約束事をつくるのですが、「多分上手くいかないから、試合中にも話し合いながらやっていこう」と味方には伝えています。うまくいかない前提に立っているからこそ、限られた時間の中で最善の準備をする。
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P109より引用
どういうことかというと、サッカーの試合の場合、理想的な攻撃や守備ばかり考えていると上手くいかなかった場合を想定していなくて最悪のケースになってしまいます。
そうではなくて、最初から上手くいかないことを想定していると、実際に上手くいかなかったとしても最悪のケースに陥らないということです。
上手くいかないと思うのは確かにポジティブ思考ではなく、ネガティブ思考です。しかしながら、失敗しても最悪のケースにはならないと考えることは結果的にポジティブ思考になっていると思いませんか。
要は考えようでどちらの思考にもなるということではないでしょうか。
これは、サッカーに限らず一般社会でも言えることだと思います。
- 会社のプレゼンできっとうまくいくとポジティブ思考で臨んだが、途中でミスをしてしまいそこからどんどんミスをしてしまいさんざんな結果になってしまう。
- 大学受験を受ける時に必ず上手くいくと思いすぎれば、ひとつわからなくなってしまった時に、わかるはずの問題も慌ててミスをしてしまう。
こんな経験ある方もおられるんじゃないでしょうか。
そのような考え方ではなく、どうせどこかでミスをする。そうなった場合はこのように対処しよう。と最初から考えているほうが何となく良い結果につながりそうですよね。
世界に誇れるNIPPON

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現在、私は海外に在住しサッカーをしていますが、本書の中に共感ができる部分がありましたので紹介します。
それは日本という国は世界でも群を抜いて素晴らしいということ。
酒井宏樹選手も、現在所属しているチームでの日本とはかけ離れた習慣について書いています。
日本人の礼儀正しさや勤勉さは世界的に見て群を抜いています。
酒井宏樹『リセットする力「自然と心が強くなる」考え方46』(KADOKAWA 2018年)P212より引用
いや、本当にその通りだと思います。
よく言われるのは時間に対する意識の違いですよね。
海外に来てから本当に時間のルーズさには何回迷惑かけられたか。
まずもって、私の住んでる国では、電車はほぼ遅れてます。盛ってません。8割方遅れます。
バスも同じです。2時間遅れとか余裕であります。しかもしまいには来ないとかざらにあります。僕も見知らぬ街で電車が来なくて2時間歩いて帰ったことがあります。泣きそうでした。
毎回こんなんで現地の人は怒らないのかなと周りを見てると、激おこな人も見られますがすぐケロッとしています。
日本では、10分前行動が基本ですよね。こちらでは集合時刻ぴったり行動が基本です。
ですので、何か起きた際には高確率で集合時刻には遅れます。(笑)
でも、それでも許すくらい寛容な心を持っている人が多いからこそ成り立っているんでしょうね。
何とかなるだろうという考え、私は好きです。
私も時間にはだいぶルーズになってしまいました。(笑)
ですが、それと同時に心も幾分か広くなった気がします。
もし日本で働くことになったら、遅れまくりそうです。(笑)
このように、海外に住んでみて日本がどれだけすごい国なのかということが再確認できたことは
海外にきて良かった点の一つです。
日本って本当に先進国なんだなって思います。
まとめ
リセットする力 「自然と心が強くなる」考え方46/酒井宏樹
・一般社会でも役に立つ、使える考え方も豊富。
・成功しているアスリートだからこそ信頼性がある。
・メンタルの面でかなり共感できる選手。
今回は、酒井宏樹選手の自己啓発本を紹介しました。
私は特にこのような選手、人にお勧めします。
・自分の意見を言うのが苦手な選手、人。
・常に不安を抱えている選手、人。
私はすべて当てはまりますが、この本のおかげでだいぶ気持ちが軽くなりました。考え方を少し変えるだけでこんなにもチームメートや人とのコミュニーケーションが楽にできるんだと思いましたね。
そこまで、ページ数も多くはないので、すぐに読み切ることができると思います。
読んでない方や選手は是非読んでみてください。ご自分にとって解決のヒントとなる部分が必ずあります。
新品じゃなくていいという方は、ネットオフで購入していただくとよいかもしれません。簡単に中古本を見つけることができます。
では。
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